物件を購入する (Buying a New Home)

グアムで一軒家、またはコンドミニアムを購入されようとしている方へのアドバイスです。

1. 融資の相談とプリクオリフィケーション

まずは(日頃懇意にしている地元の)銀行へ行きます。

銀行の中にはモーゲージデパートメントという部署があり、そこでは、あなたが実際にいくらくらいの物件を購入できる能力があるかを調べてくれます。

これをプリクオリフィケーションといい、通常この調査はどの銀行も無料で行ってくれます。

2年分のタックスリターン(税金を収めたという書類)、2か月分の給料明細書、雇用証明、公共料金の支払い状況、クレジットカード、その他ローンの支払い状況を示す書類が必要です。

不動産などの資産は価値が変動するため、現金同様には扱われません。住宅ローンを組む際、Down Payment(頭金)、ローン申請諸費用などは現金でお支払い頂くこととなります。

これに加え物件の維持費に対する支払い能力もレンダー(銀行などの金融機関)ヘ証明しなくてはなりません。維持費とは、元金、利息、税金、保険料などです。

(これらの仕組みについては、またあらためてゆっくりとお話させていただきますね)

2. 購入能力の確認

プリクオリフィケーションを終えた段階で、自分がいくらまでの物件を購入できる能力を持っているということを確認できます。

次は、信頼のおけるリアルター(不動産屋)を選び一緒に物件を探索していくことからスタートします。

経験豊かなリアルターは、物件価格、周りの環境、投資にどの位影響があるかを極めて綿密に調査してくれますので、わからない事、何でもぶつけて質問をされることをお勧めします。

物件探し

まずはどういう物件を探そうとしているのかを、リアルターに伝えてください。

一軒家
新築、中古

コンドミニアム
2ベットルーム、3ベットルーム、4ベットルーム、、、
2バス、3バス、、、

ビュー(眺め)
オーシャンフロント、オーシャンビュー、マウンテンビュー、シティービュー

エリア
タモン、タムニング、デデド、バリガダ、ジーゴ、マンギラオ、ピティ、アサン、、、

そして、銀行からのプリクオリフィケーションレターをリアルターに見せれば、あなたの物件購入能力にみ合った物件を彼らが吟味して、何件かをリストアップしてくれるはずです。

その中から興味を引かれた物件をリアルターに案内してもらい、実際に物件をみて頂きます。

的を絞り、無駄足を運ぶことがないよう、自分の希望している物件、ロケーション、値段などを念頭におきハウスツアーを始められることをおすすめします。でないと最後はあまりに見過ぎて、かえって混乱してしまう事がありがちですので、念のため、、、

3. 不動産購入のための基準項目

不動産を購入するにあたり、どういう項目を基準にして物件を選ぶべきかをまとめてみましょう。

1 バジェットに無理がないか? 毎月の銀行への支払い、税金、保険など
2 ロケーション 仕事場、学校から近い?
3 ベットルーム、バスルームの数
4 パーキングスペースの数
5 治安状況、セキュリティー、環境
6 眺望、オーシャンビューなど
7 施設、プール、メールデリバリー、テニスコート
8 ホームオーナーアソシエーションの規則
9 ジェネレーター(自家発電機)の有無

パーチェスアグリーメント

物件購入を決められたら次にリアルターが実際に、パーチェスアグリーメント(物件購入同意書)を用意します。

そのパーチェスアグリーメントにセラー(売り手)からの同意があれば、その時点でオーファーが受け入れられたというソールドペンディングという状態になります。

要するに、100%決定ではないが、買い手が付いたので、これ以上のオーファーは受け付けられないという状態をソールドペンディングと言います。

ソールドペンディングに成った段階であなたは銀行に行き、融資を受ける手続きをしなくてはなりません。もちろんキャッシュで購入される場合はその必要はありません。

オーファーを受けてから、クロージング(成立)まで基本的には約45日間を要します。

理由は銀行ローンで住宅を購入する場合、銀行が物件をアプレイザル(物件の審査)にかけます。

例えば購入価格が$200,000の物件が、はたして同等かそれ以上の価値があるかどうかを、プロのアプレイザーに調査依頼するのです。

アプレイザルバリューが購入価格以上でしたら、全く問題はありませんが、残念なことに以下の場合は、もういちどセラー(売り手)にかけ合って、値段を下げてもらうかの交渉を必要とします。

不動産の売買は、想像以上に時間と勇気、そして辛抱強さを強いられるのです。

ですから、信頼のおけるリアルターと一体になり、できるだけスムーズにこの難関を突破されることをお勧めします。

4. タイトルリサーチ

物件が決まったら、同時にタイトルリサーチ(所有権調査)をリアルターを通じ依頼します。

タイトルリサーチとは物件が法律上問題がないかを調べることです。

物件成立の際に、タイトルギャランティーを所有して、晴れて新しいオーナーになることができるのです。

5. タイトルカンパニー

タイトルカンパニーで必要書類の署名を終え、晴れて鍵を受けとられても、電気、水道電話、ケーブルテレビなどの名前の変更が行われていないと、ニューホームでの生活もままなりません。

タイトルカンパニーで署名を終えたら、すぐに、ユーティリティーの登録に行ってくださいね。

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