「ディズニーだけが、生み出してきた奇跡の冒険、夢と魔法の世界、だがこの映画は全てを遥かに越える」というキャッチフレーズの、ウォルトディズニーピクチャーズ(Walt Disney Pictures)の最新映画、『魔法にかけられて(Enchanted)』が、11月21日(水曜日)から全米にて公開されました。
この映画の主人公ジゼル姫は、ディズニーでは9年ぶり。そして、スクリーンに実写で登場する初のディズニープリンセスでもあり、伝統的なセルアニメの手法と実写を組み合わせた作品としてこの冬、話題の作品です。
おとぎ話の世界アンダラシアに住むジゼル姫は、モンスターに追われ、木から落ちたところをエドワード王子に助けられたことをきっかけに、翌日スピード結婚するという幸せなプリンセス。しかし、王子の義母で魔女のナリッサにより、現代へ通じる魔法の井戸へと落とされてしまいます。
ジゼル姫が転送されたのは、現代都市ニューヨークのマンハッタン。のんびりと幸せに充ちたアンダラシアと正反対の世界にウエディングドレスの姿で放り出されたジゼル姫が、なんとかお城に戻ろうとたどり着いたのは、お城の看板のある寂れた裏通り。そこを、帰宅途中にタクシーで通りかかったモーガンは、父ロバートにジゼル姫を家へ連れて帰りたいと頼み込みます。
娘とふたりで暮らしていたハンサムな離婚専門弁護士のロバートと、未知の世界で興奮気味のジゼル姫の共同生活が始まり、その距離は次第に狭まっていきます。
そんなことも知らずに、救出にやってきたかなり天然のエドワード王子。ようやくジゼル姫を見つけた途端、義母の魔女ナリッサがマンハッタンに登場。
のんびりとした「いつまでも幸せに暮らしました(happily ever after)」という明るい将来が約束されたおとぎ話の生活と、スピーディーで一寸先は闇という人情の薄い大都会の生活。しかし恋愛では、1日で結婚を決めるおとぎ話と、デートを重ねてから結婚を決める現代社会はリバース。そんな狭間で揺れ動くジゼル姫の気持ち。
ドラゴンまでに変身して執拗にジゼル姫を狙う魔女ナリッサとの戦いの末、深い眠りに陥ってしまうジゼル姫を目覚めさせるのはいったい、そして結末は、、、
というラブストーリー仕立てのこの映画の上映時間は、1時間47分とやや長め。見どころは、現代の人間社会でもおとぎ話の世界同様に振る舞うジゼル姫と、エドワード王子の行動(かなり笑えます)。現代のニューヨークを舞台に、青年と人魚の恋を描いた「スプラッシュ」を思い出しました。
配役は、ジセル姫役にエイミーアダムス(Amy Adams)。ハンサムな弁護士ロバートフィリップ役にパトリックデンプシー(Patrick Dempsey)、その娘モーガン役にはレイチェルコヴェイ(Rachel Covey)。エドワード王子役にジェームスマースデン(James Marsden)、エドワード王子の義母ナリッサ役にスーザンサランドン(Susan Sarandon)。
数々のアドベンチャーやおとぎ話を提供したディズニーの最新作『魔法にかけられて(Enchanted)』の日本公開は、2008年3月14日の春休み予定です。
マイクロネシアモール映画館
上映時間: 12:20/14:4517:15/19:40/22:05
Disney Enchanted -- The Official Website
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