夏恒例の天文現象と言えば、三大流星群の一つであるペルセウス座流星群。
この流星群は、明るい流星の出現数が多く、流れた後に煙のような「流星痕」が見られることもあり、流星を初めて眺めようという人にもお勧めの流星群です。
今年は、8月12日の月が沈み放射点が高くのぼる真夜中から明け方に最も活動が活発になるだろうと予想されており、極大の前後1週間ぐらいは流星の出現が期待できます。
放射点はペルセウス座γ星の近く(北東)。しかし、この方向だけに流星が出現するのではありません。
放射点近くに出現する流星は、軌跡が短く、離れた方向では、長い軌跡の流星が観察されますので、北東にこだわらず、できるだけ空が広く見渡せる場所で広範囲を見渡しているほうが、より多くの流星を捉える可能性が高くなります。
夜空が暗い場所なら、肉眼で1時間に30個を超える流星が見える?! と予想されているので、放射点の高度が高くなる明け方近くがチャンスかもしれません。
国立天文台では、このペルセウス座流星群をテーマに「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンを開催。キャンペーン期間は、活動が活発になる8月11日の夕方から14日の夜(15日の明け方まで)。
「流星を見た時刻」、「流星を見ていた時間」、「見た流星の個数」、「流星を見た場所」をインターネットで報告する企画です(携帯電話からでもOK)。「曇ってしまった」、「流星が見えなかった」なども立派な観察結果として報告できるそうですので、これまで流星を見たことのない方も気軽に参加できそうです。
メルマガ編集部も、グアムからこのキャンペーンに参加したいと思います。お盆休みでグアムを訪れてる方も、この機会に夜空を眺めてみませんか?
国立天文台ホームページ
www.nao.ac.jp/phenomena/20080811/ |