アンティークレザーコレクターのウォルフピーターブリー(Wolf Peter BREE)が、時を経た良質の革の風合いや、バッグに秘められた秘話に魅了され、1970年ドイツのハンブルグで創業を開始したBREE。
「優れたデザインは時代を超越したものである」という信念から創られたヌメ革のコレクションは、当時の市場に少なかっため、自然の革の持つ独特な風合いのよさが受け入れられまでに数年の時が流れましたが、現在では、数々のコンクール受賞の栄誉を獲得し、スイス、カナダ、アメリカ、香港、そして日本にも展開。1000を越えるアイテムが世界中の人々に愛され続けています。
皮革業界では、短時間に大量の革を加工できる薬品を使うクロムなめしが主流。しかし、BREEの皮は天然の植物原料から取れるタンニン酸を使用して、良質の牛皮を90日間丹念になめし加工されたナチュラルな革。
1枚の同じ革から1つのバッグ全てのパーツを、職人が丁寧に革を切り分けて再び縫い上げて、同じクオリティーを保つという、最高の技術を持つドイツ革職人の誇りが込められています。
製品の原料になる牛皮は食用肉の副産物のみ。レザーアイテムを得るために動物が命を奪われることはないのだそうです。皮革先進国であるドイツで定められている、自然保護関連各種の規制をBREEの革はすべてクリアしています。
今回は、そんなBREEを代表するネイチャーコレクションの中から、90年代のベストセラーの復刻版+数量限定「SAGAトート」をご紹介いたします。
鞄を縁取る丸いパイピングと丸い持ち手のバッグ上部に、真横に渡ったサイドベルトがデザインを引き締めるSAGA7($435.00/32x33x14cm)。サイドベルトにより、マチ幅と開口部が自由自在にコントロール(最大14cmまで対応)でき、開閉はマグネット式。地面に直接革が触れないための底鋲が5個あり、適度な堅さがバッグをもたれさせなくともきちんと自立できるお行儀の良いトートバッグ。内側には柔らかい革を使用したジッパーポケット(1個)、ストラップ、専用ホルダー(カードサイズ)、携帯電話ホルダー付。
また、ひと回り大きいSAGA 9($475.00/35x36.5x16cm)は、1泊程度の旅行も十分可能。男性が持つと、さらにシャープさが際立ちそうです。
ヌメ革は洗える革=水に強く、たとえ外出先で雨に濡れても、帰宅後にぬるま湯で軽く拭くだけで、嫌な水滴のシミもなくなってしまいます。持つ人のライフスタイルに併せて革が滑らかにアメ色に変化し続ける「熟成」を楽しめるのが、BREEのバッグの魅力のひとつともいえるでしょう。
BREE タモンサンズプラザ店
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