「AS IS CONDITION」
一言で訳せば、「このままの状態で」という意味です。
不動産を所有しているオーナーが物件の売却を決意する際、その理由は様々ですが、主な理由は下記の3つが挙げられるでしょう。
- 今持っている家が狭くなったので買い替えたい。
- 引っ越しをすることになったので売却したい。テナントを募集して家賃収入を得る気はない。
- 銀行ローンの支払いが困難な状況となった。
家を一軒持つということは、それなりの維持費が発生することを忘れてはいけません。たとえ新築の物件を購入したとしても、2〜3年も経過すれば必ずと言ってよいほど修理が必要な箇所が出てきます。
5年も経てば、外装のペンキ塗りもしないことには外観が保たれません。不動産の価値とは、外観、内装とそれなりに投資を続けていかなければ維持できないものなのです。
勘違いをされている家の持ち主は、「今は不動産の値が上がっているから(または下がってきたから)」と、一般市場のマーケットバリューばかりを気にして、当の自分の不動産がどのような状態にあるかを気に留めない傾向があります。
それなりにいつも手入れをしている物件は、マーケットに出ても売買の動きが早く訪れますが、そうでない場合は、半年、時には1年経っても動きがないこともあります。
3番目の、銀行ローンの支払いが不可能になった場合の理由を挙げますと、まず、資金的に改装工事をしている余裕がありません。さらに、ひとたびローンを銀行に支払えない状況に追い込まれたら、後は銀行差し押さえという、苦しい状況が待っています。
そういった状況になる前に、「AS IS CONDITION」という、現状のままで売却することになるわけです。「AS IS CONDITION」の物件は、マーケットの30〜50%低い値段で市場に出されます。
通常、1カ月以内に売却が可能です(そうでない場合もあります)。告知をすると、翌日には数人の投資家の問い合わせがあるのが常で、要するに競売となるわけです。
グアムの不動産においても、頻繁ではありませんが年に10件くらい「AS IS CONDITION」の物件が取引されています。投資家の皆さんにとっては、目が離せない有利な投資物件です。
なぜならば、「AS IS」と言っても改装工事をする費用さえ捻出すれば、その物件は「AS IS」から「EXCELLENT」な状態として、マーケットに再デビューできるからです。
これが銀行差し押さえ物件となると、購入に関しても様々なプロセスを経ていかなくてはなりませんので、この「AS IS CONDITION」の物件の購入は、タイミングさえ合えば売買がスムーズに事が運びます。
これが「AS IS CONDITION」という不動産用語です。「AS IS CONDITION」の物件にご興味がある方は、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
どうもありがとうございます。
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