日本で今話題の46年ぶりの皆既日食。7月22日、部分日食がグアムでも見られます。
国立天文台によると、日本での最大食分は、札幌(50.6%)、仙台(65.7%)、東京(74.9%)、京都(80.9%)、福岡(89.7%)、那覇(91.7%)、そして屋久(100.8%)、悪石島(103.9%)、奄美(100.2%)では、皆既日食帯と呼ばれる細長くのびた地域内のため、100%を越える皆既日食を観察することができます。
グアムは常夏の島なので「もしや100%?!」と勝手に期待しておりましたが、皆既日食帯部分から計算すると74%の予想。これは、太陽の直径の約4分の3まで太陽面上に月が入り込み、太陽が欠けるということ。
グアムは、空気も澄んでおり太陽光線が強いので、好天に恵まれれば、74%太陽光線が遮断されるので、相当暗く感じると思われます。
日食の流れは、日食の始め11:25⇒日食最大12:53(食分約74%)⇒日食終了14:15
この時間の太陽は頭上にあるので、島内どこからでも観察できますが、全体が暗くなる様子を眺めたい場合は、周囲に何もなく太陽に近い高台ポイントが良いでしょう。
ホテル街から最も距離的に近いスポットとして便利なのは恋人岬。
恋人岬へは、DFS〜恋人岬の往復チケット$6.00+恋人岬$3.00がセットになったラムラムツアーズの恋人岬シャトルトクトクキップがおすすめ。7月22日は、臨時4便増発で、ツーリストの皆さんをサポートしてくれます。
出発時間は、11:00/11:30/11:45/12:00/12:30/13:00
また、恋人岬行きシャトルをご利用の方には、日食グラスの無料貸し出しも予定していますが、数に限りがあるので、「完璧に見たい!」という方は、自分で持参するのがベスト。
太陽は強力な光と熱を出しており、部分日蝕で一部が隠れても光や熱の強さは同じ。中途半端な方法で直接太陽を観察すると、目を痛めたり最悪の場合失明したりする危険性があるので、くれぐれもご注意ください。
安易に、下敷きやCD、フィルムの切れ端、すすガラス、サングラスやゴーグルなどを使用しても、見た目は眩しくなくても光の遮断が不十分なものや赤外線を通す場合があります。
次回、日本の北陸や北関東などで見られる日食は、2035年9月2日と26年後。
宇宙の神秘を完璧な準備で安全に観察しましょう!
国立天文台-皆既日食ページ
www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/ |