Burger Kingの「WHOPPER SACRIFICE」。Facebook上でBurger Kingの広告キャンペーンを仕掛けたのは、広告代理店の「Crispin Porter + Bogusky(CP+B)」。
Crispin Porter + Bogusky | Advertising & Design Factory
www.cpbgroup.com
Burger Kingのキャンペーンはアメリカ国内のみ。ターゲットとなる主要顧客の国民性、年代、価値観、倫理観、思慮深さ、ゲーム性、思考の柔軟さ、、、様々な要素が複雑に絡み合いながら、計算に計算し尽くされて生み出されるプロモーション。面白いです。
CP+Bのインタラクションデザイン部門責任者、Matt Walsh氏曰く、
「WHOPPER SACRIFICEの成功の背後にある秘密のソースとは、見せかけの単純さ(Deceptive Simplicity)」
確かにそうですよね。
友だちを10人犠牲にすれば、
ハンバーガーが一個タダでもらえる。
メッセージはすごくシンプルです。
このキャンペーン、公開10日後には、Fecebookによって(プライバシーの侵害にあたるとして)無効にされてしまいましたが、「あなたがワッパーを愛する気持ちは、23万3906人のフレンドシップよりも強かった」というメッセージと共に、ページは今でも残っています。
www.facebook.com/apps/application.php?id=33988778285
もしも日本のマクドナルドが、mixiを利用してマイミク10人を削除(犠牲に)したらビッグマックの無料クーポンがもらえるキャンペーンをしたとしたら、反響はどうでしょうね(ま、McDonald'sは絶対にやらないプロモーション手法ですケド)?!
コカコーラーとペプシ、メルセデスベンツとBMW、ルイヴィトンとシャネル、WindowsとApple、マクドナルドとバーガーキング、、、
商品のジャンルを問わず、それぞれのブランドにはそれぞれの個性があって、それらがいくら平和的に、友好的に、あるいは挑戦的に広告を展開したとしても、最終的にはそれを消費者がいつでも自由に選べるところが、広告の醍醐味なのだと思います。
だからこそ、消費者である我々は、自分で考え、自分で選ぶクセをつける努力が必要なのですね。
個人的には、マクドナルドもバーガーキングもどちらも好きです(笑)。
Crispin Porter + Bogusky : burger-king(成人向け)
www.pikaru.com/link/CP+B-BK.html
(Tom Slater/74.65kg) |